■ 公演を終えて
初めての東京公演、初めての二都市公演。レンタカーで深夜に東京へ向かうなんてホントに劇団みたい。僕は結局一度も運転することがなかった。しかし、助手席で運転手を眠らないようにずっと起きて喋り続けるという大役をなんとか務めきった。
東京公演は京都でやったものを少しアレンジした。約一月猶予があったので、弱かったオチを強化してみたり、削ったり、付け足したり。みんなが混乱しないギリギリの範囲で。でも実は混乱してたのかも。
東京は都会だった。
土曜の夜はホテルに宿泊。芝居の本番途中にホテルに泊まるなんて今までなかった。行くまでは尻が重くて、
「ええ?ホントに行くの?」
って感じだったけど、行って良かった。
反応は、京都とは違った。
温かかったように思う。京都が温かくなかったわけじゃない。初めて行ったわりにという意味で。どちらがやりやすいということはなかった。ただ、説明しにくいけど、違いはあった。
『大山崎』『恋はぐだぐだ』『楽屋ちゃん』『不埒』とコスプレが続くが、これには理由がある。
うちは舞台装置をなかなかしっかりと作れないが、芝居というのは観て楽しめる要素が必要で、その点衣裳は輸送にさほど困らない。ただ、劇団員に衣裳できる人間がいなくて、毎度衣裳スタッフを担当してくれる人に負担をかけてしまう。