■ 楽屋ちゃんの設定について
この芝居はかなり複雑な構造の2幕構成で作っています。見た方でもわかりづらかったかも知れませんが、本編自体は難しいことを言ってない、コメディですので、わからなくてもそれなりに楽しめるのかなと。
1幕と2幕が約1時間ずつ、合計二時間の芝居で、1幕では舞台で本番中の楽屋が舞台となっています。舞台の両サイドに出口があって、奥へと通路が伸び、その向こうに舞台があります。会話から、舞台ではどうやら未来物を上演していることがわかります。正面の壁の裏側が丁度上演中の舞台の奥になります。途中、好子が壁に耳を当てて舞台の様子を確認したりするシーンもあります。
で、1幕が終わると、短い休憩を挟んで2幕が始まります。2幕では1幕で出ていた役者達が舞台で上演していた芝居を見せる、という風にチラシにも書いてあったわけですが、2幕が始まっても舞台はそのまま1幕と同じ楽屋のセットです。2幕は1幕から11年後の同じ楽屋です。この劇団が11年経って、また同じ劇場で芝居をしているんです。新人だった好子や絵梨佳が先輩になっていて、先輩達はみんな劇団を辞めてしまってたことが会話からわかります。この2幕の役者達が演じているのは11年前の楽屋の光景、つまり1幕です。
では1幕の人達は何を演じていたかというと、「11年後の自分達の劇団の楽屋」です。勿論未来がわかるわけはないので、想像で書いているという設定です。当然この辺り、設定としてかなり無理があるわけで、破綻を前提にどこまで破綻を破綻と気にならないように見せられるかというのは脚本を考えながらいろいろ悩んでました。エッシャーの絵をヒントに書いてました。
役者が1幕で出ているシーンは、2幕では舞台に出ているという設定で、舞台上にはいません。逆も然りです。
出番が一瞬しかなくて楽屋で愚痴っている真熊という男を11年後演じている役者は、ずっと舞台に出づっぱりで一瞬だけ戻ってくるという感じです。
こういう説明やあらすじを考えるのがホント苦手です。上手い説明文募集中です。